Pythonで作れるアプリケーションには多くの種類があります。
主なアプリケーションは以下の通りです。
1.Webアプリケーション
Webサイトのサーバー側の処理(バックエンド)や、Webサービス全般の開発に使われます。
大規模サービスにも使用されており、YouTube、Instagram、Dropboxなどのように、大量のアクセスやデータを処理するプラットフォームの一部にもPythonが使われています。
Webアプリケーションのフレームワークである、Django(ジャンゴ)、Flask(フラスク)などを利用して、ブログ、SNS、ECサイト、社内システムなどを構築できます。
2.AI-機械学習アプリケーション
Pythonが最も注目されている分野です。
豊富なライブラリがあり、AIやデータサイエンスに使用されています。
・人工知能 (AI)
機械学習モデルの構築、ディープラーニング、ニューラルネットワークの開発。
・画像処理
画像認識、顔認識、物体検出、画像生成など。
・自然言語処理(NLP)
翻訳、文章生成、感情分析、チャットボットなど。
3.データ分析、自動化ツール
・データ分析ツール
大量のデータを処理し、傾向を分析したり、グラフで可視化したりするツール。
・Webスクレイピング
Webサイトから必要な情報を自動で収集・抽出するツール。
・業務自動化ツール
ExcelやCSVファイルの処理、メールの自動送信、定型業務の自動化スクリプトなど。
4.デスクトップアプリケーション
WindowsやMacなどのPC上で動作するソフトウェアです。
例えば、暗記学習アプリの「Anki」はPythonで開発されています。
インターネットへの接続なしでも使用できるものも多くあります。
5.ゲーム開発
ゲーム開発にもPythonは使用されています。
ライブラリも豊富です。Pygame、Arcade、Panda3Dなど。
6.組み込み、IoTアプリケーション
家電やセンサー、産業機器などの内部に組み込まれ、機器を制御するためのプログラムでもPythonが使用されています。
例:Raspberry Piなどの小型コンピューターを使った開発
7.ブロックチェーンアプリケーション
暗号通貨や分散型台帳技術のプロトタイプ開発などにもPythonが使用されます。
8.プログラミングの教育用
プログラミングの教育用としてPythonが使用されています。